2011年9月4日日曜日

日本祭

8月27~28日にイニャンバネ州のキシコで
FESTA de AMIZAVA という伝統芸能のお祭りがありました。


知り合いのモザン人によると、ここは伝統を守った音楽(ダンス)をしているようです。




ここの音楽といえばティンビラ(木琴)。

大小様々な大きさのティンビラやバトゥーキ(太鼓)の伴奏に合わせ、やりと盾を持ってダンスしています。

私の任地ではティンビラは見られないし、ダンスでも盾等はあまり使われないので、面白かったです。


西洋音楽と違って、モザンビークでは歌のつかない音楽はあまりないのですが、ティンビラは器楽のみでも演奏されていました。

マラカスを持った人がダンス兼演奏をしていると思ったら、指揮者の役も兼ねていて、その人の合図で全員で演奏したりソロになったりしていました。

ちゃんと、そういう役の人がいるんだな、と感心。


さて、その音色は、同期隊員曰く「ファミコンの音」(笑)

ビニール等でビリビリというさわりがするせいでしょうね。インドネシアのガムランに近いものを感じました。

さて、このお祭りでイニャンバネ州の隊員を中心に日本文化紹介、日本へのメッセージ付キーホルダー作り、日本食の販売、ゴミ回収等の様々な活動をしてきました。

私は料理班。

コロッケ(元はフランス料理だよね??)、ラスク、かりんとう、大学芋とモザン人の大好きな揚げ物づくし。

油跳ねるのこわいし、汚れるしで、普段なかなかしない揚げ物を久々にしました。

といっても、私は主に下ごしらえ。しばらくパン見たくない、と思うほど延々パン切ってました。

浴衣姿がめずらしいからか、それとも野D隊長の掛け声につられてか、結構の人だかり。

ラジオ局やテレビ局も取材にきていました。

残念ながら、見逃しちゃった。
モザン人の目にどう映っているのか、見たかったな。

続 職員旅行


IFPヴィランクーロもシダージから30分近く離れたところにありました。
国道から奥まったところにあるので、シバタよりも交通の便悪そう。

どこのIFPも田舎に建てられているけど、なんでかなぁ。
教育実習に行くの大変だと思うんだけど。


掲示板に張られた1学期の成績を見て、皆びっくり!

だって1学期の段階で成績不良で卒業延期になっているのです。

シバタでは、とりあえず様子を見ようとかいって、1学期の成績を底上げしたのですから。

こうあるべきだ、とか何とか皆言ってましたが、来年は変わるのかな?

校内はゴミがなく、木や花がたくさん植えられていてきれい。
そして広い!
体育館が2つ(集会用と授業用)、豚舎や鶏小屋もありました。

職員住宅は同じ敷地になく、少し離れた場所にあるのでプライバシーも確保できそう。
食堂にはテーブルクロスがついていて、大きなテレビもあります。

「隣の芝生は青い」とか言いますが、シバタより新しいこともあり、素敵な作りです。なので、皆が私に「シバタとここ、どっちがきれいか?」と聞いてきます。
日本よりドイツの設計の方がいいと考えているのでしょう。
でも、ここが素敵なのは建物というより中身。
設計の問題ではなく、ゴミを落とさないとか、庭の手入れをちゃんとするとか、使い方の問題なのです。
そう答えたつもりだけど、うまく伝わったかなぁ・・・

さて、日も暮れてから視察を終え、皆で市内へ戻り最後の夜を楽しんだのでした。


おまけ

翌日は市場へ行って山のように魚やイカなど海産物を買い込み、皆はシモイオへ帰って行きました。

私は皆と別れ、イニャンバネ州の隊員を訪ねる一人旅に出かけたのでした。