2011年5月2日月曜日

震災

東北沖地震の影響で日本のODA予算が削減された。
海外を援助するより、まずは日本国内の復興が先だという国内世論に押されてのことらしい。
遠く離れると、全てがうわさ話で、本当の被害の状況も世論もわからない。

ブログを控えろという指示で、とりあえず1ヶ月書き込みしなかったけど…
こんなことで世論への配慮になるのだろうか。
私のブログなんて、家族や友人ぐらいしか見ないのに。

日本が私達協力隊を派遣したり、様々な援助をしているからこそ、他国も日本を援助しているのだ。
それが国際協力だ、国際関係だと、なぜ強く言えないのか。

そんな悶々とした日々を送っているときに
同僚の美術教師ベティーノから、
共通の友人である彫刻家のジョアネの写真を日本へ送ってほしいと頼まれた。

「これまで、日本が色々な形でモザンビークを助けてくれてありがとう。
今日本が地震で大変だから、今度は私達が義捐金を送りたいけど、
貧乏でそんな余裕はないから、この気持ちを写真に取りました。」

素直に嬉しかった。
どこにその写真を送るんだよ、と突っ込みたいけど、
でも彼らなりに私達の国を心配していること、その気持ちをどうにか形に表現したいと思っていること。

私には思いもよらない方法だけど、そこもまた彼らしくて素敵だなと思う。

写真受け取ってからブログに書こうと思っていたら、2週間近くたってしまい、
しかもまだ彼の所に行けずにいる。
写真を受け取ったらここに載せるぞ!