2012年4月3日火曜日

ひきあげ

3日のデスペティーダ後、荷物を売ったり、プレゼントしたり、片づけたりしながら、
同僚や近所の皆様と最後のおしゃべりをした。

意外に高値で売れるもの、売れないものがあって、
私の感覚との違いは面白かった。

これまでに書き溜めた童謡などの楽譜をまとめ、製本して同僚へ渡した。
楽器のメンテナンスなど頼みたいこといっぱいあったけれど、
最後の1週間カウンターパートの一人エニバは一度も学校に来なかったので、
もう一人のエリアスとしか話しできなかった。
最後まで彼らはマイペースだった。

近所の子供たちや同僚たちとおしゃべりしたり、最後にご飯食べたりしたくて、
でも片づけ終わらなくて、
学校車が迎えに来てからスーツケースやリュックに色んなもの突っ込んだ。

最後に学校の写真撮りたかったな。自分の家撮りたかったな。
もっと割り切って、さっさと片付けしておけばよかった。

飛行機に乗る時に、20kgオーバーで超過量はとられるし、
マプトでスーツケース開けたらゴミ入っているし・・・
ひきあげって大変

2012年3月5日月曜日

校内ミニコンサート

3月3日(土)、私の勤めるシバタで校内ミニコンサート&デスぺティーダ(お別れ会)を行いました。

今年度の生徒たちに授業できない代わりに何かしたいな、
同僚たちにこれまでのお礼として何かしたいな、
と思って計画した個人的なイベント。
校長をはじめ同僚たちが本当に協力してくれ、
無事終えることができました。

プログラムは3部構成。

第1部はクラッシック音楽。
トルコ行進曲(モーツァルト)、
悲愴より第2楽章(ベートーヴェン)、
メヌエット(バッハ)、
結婚行進曲(メンデルスゾーン)に
別れの曲(ショパン)といった有名どころを
ピアノとヴァイオリンで演奏しました。

クラシックとか聞いたことのない人たちだから、
鑑賞なんて無理と思っていたけど、意外とみんなちゃんと聞いてくれてた。

聞きなじみのある結婚行進曲は、かなり受けていた。
あんなに聞けるなら、曲目解説作らなくてもよかったかな。

第2部は日本音楽。
春の海(宮城道雄)、戦場のメリークリスマス(坂本龍一)のピアノ独奏。
そして同期の隊員と一緒に島唄を三線合奏。
「かえるのうた」も皆で歌いました。


第3部はモザン音楽。
クワエーザを招待して、ダンス&太鼓。
これまで何度も彼らのダンスは見てきたけれど、この日はホントすごかった。
バトゥーキ叩きながらじゃなくて、客席で見たかったと後悔するぐらい、かっこよかった。
その一方、邪魔しているかもしれないけれど、一緒に演奏できてホント嬉しい&誇りに思った。

そうそう生徒達にリードしてもらって、モザンの曲も1曲歌いました。

もちろん同僚や生徒たちへ一番受けたのはモザン音楽だったけど、
クラシックも日本の曲も興味持ってもらえてよかった。


ミニコンサート後はお別れ会。
同僚や友人たちと飲んだり食べたり踊ったり、楽しい時を過ごしました。

モザン式で行ったので、
基本的に主催者である私がもてなすんだけど、
同僚のアイダが買い物から調理など、全て手伝ってくれました。

中部に住む隊員仲間も皆来てくれて、
おにぎりや天ぷら、から揚げなど日本食を作ってくれました

この日は皆が私のために来てくれた幸せ、大好きな人々に囲まれた喜びでいっぱいでした。
準備が大変だったことなんか、全て吹っ飛んでしまうぐらい嬉しかった。
とにかく、ここシバタでの生活すべてに感謝!


2012年2月28日火曜日

入試雑感2012 そして・・・

UPし忘れていたのに気づきまして(笑)

今更ですが、先月少しは仕事をしたんだよという証に・・・

19日~11日が今年度の入試。

昨年度は確か450名ぐらいしか志願者がいなかったのだけど、今年はなんと約2倍の970名。

教室に入りきらないので、図書館からパソコン室、体育館に食堂とありとあらゆる部屋で行いました。

ちゃんと一人1台机と椅子がある教室はいいのですが、

机はなくて椅子だけだったり

、大きなテーブルに3人がけだったり(カンニングしほうだい)、

環境が違いすぎるのに誰も文句言わない。

日本だったらありえないよな。


マークシートに慣れていないからか、線引くだけでちゃんと塗りつぶさなかったり、

○で囲うだけだったり、色々な志願者がいました。

カンニングしないか見張るより、受験番号教えたり、塗りつぶし方教えたりするのが大変だった。

まあ、語学に自信がないから一人一人確かめるしかないってのもあるけど。


初日は、全員共通のポルトガル語。

初代大統領サモラマシェリについての文章を読んで答えるものでした。

それって彼について知っていれば解けるんじゃ・・・

11月の卒業試験(社会科)もサモラマシェリについてだったよな・・・

いくら2011年が没後25周年だったとはいえ、何でもかんでもサモラマシェリってやりすぎじゃ・・・


2日目は数学でレギュラーコースのみ。

ログとかシグマとか、高校生のときに見たことある記号がいっぱい。

こんなの解けるのかな~と思って見ていたら、

ぽかんとしている子、苦笑している子、しょっちゅう隣を見ている子。

簡単な四則演算も怪しいのに、何でこんな問題なんだろう。


3日目は英語科のみ。

昨日あんなに難しかったのに、こちらはめちゃくちゃ簡単。

2時間の試験を30分ぐらいで解き終え、暇そうな子がいっぱい。

最初から最後まで解いたわけではないので、あくまでも主観だけど、

数学は日本のセンター試験で、英語は高校入試。もう少し各教科のレベルそろえたらいいのにな。


昨年は最終日に全員面接があったのですが、今年は志願者が多かったためか1次試験にパスした人だけが面接らしい。

ところが、25日から面接と日程表には書かれていたのに、マプトから1次試験の通過者リストが届かないといって、のびのびになって27日に行われました。


マークシートだよ~。機械で採点するんじゃないの~。

去年の授業開始は214日。このぶんだと今年は2月末だろうな。

3月上旬にはここを出なきゃいけないんだけど...この様子じゃ新入生の顔を見れるかも怪しいな。


と思っていたら、旅行から帰った日15日から授業が始まりました。

ギリギリセーフ!


2012年2月24日金曜日

タンザニア

2月8日から14日までお隣の国タンザニアへ任国外旅行に行ってきました。

キリマンジャロ登山とかサファリとか、色々なことができるタンザニア。
でも、私の目的はただ一つ。
世界遺産の島ザンジバルです。

石壁の高い建物に細い路地、そしてブイブイを身につけた女性。
いわゆる黒人よりもアラブ人や混血の人が多く、イスラムの服装が目立つ。
そのせいか、イラクとか西アジアを旅行しているみたい。

観光地だからか、ザンジバルの人々はみんな親切。
ホテル探しに付き合ってくれたり、町を案内してくれたり、
道に迷っているとゲストハウスまで送ってくれたり。
特にフルータはいいおじちゃんだった。
英語もポル語も片言の私に、無償で2日もつきあってくれた。
他の人と町を歩くと、変に馴れ馴れしくなったりして疲れるんだけど、そういうのも感じさせなかったし。
(もちろん、帰る前にチップは渡したけれど)

偶然にもブザラ音楽祭をしていて、トラディッショナルからヒップホップまで、
色々なアフリカの国の音楽を聴くこともできました。
tandaaというチャルメラみたいな楽器の音色が面白かった。

マルチアダプターを忘れるという大失態をしたため、写真をあまり撮れなかったのが本当に悔しい。
ミュージックフェスタ、動画撮りたかったな。

こんなにやり残したからには、いつかまた行かなきゃ!

写真はこちらへどうぞ
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.209280662502451.43116.100002615562226&type=1&l=ad8d4273d1



2012年1月29日日曜日

Ano Novo (新年)

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

モザン人の友達や同僚たちから「コモエントロウ?エントロウベン?」とよく聞かれます。

「どうやって年越したの?いい年を迎えられた?」ということですが、皆様はいかがでしたか?


私は隊員仲間とモザンビークのリゾート地、ヴィランクーロにて年越しをしました。

海辺の野外ステージで年越しライブ、打ち上げ花火、そしてものすごい人混み。
100
発ぐらいあったかな?打ち上げ花火すごかった!

すぐ近くで打ち上げているので、すごい迫力。

ライブのほうは、メインのリザ・ジェームズがなかなか現れず、あきらめて家に帰りました。

でも、こんな年越しは久しぶり。

日本にいるときは紅白やジャニーズカウントダウン見ながらのんびり過ごすことが多かったよな。

ここでの生活のほうがアグレッシブだ。


さて、元旦は日本人総勢15名でカロリーナ島へ行ってきました。

行きの船は天候があまり良くなく、波は高いし風は冷たいしで散々。

でも、島に着くと太陽が出てきました。

白い砂、エメラルドグリーンの海。

沖縄と同じぐらいきれいな海を見ていたら元気になって、

シュノーケリングに出かけました。




ビックリするぐらい魚の群れがいるんですが、

ぜんぜん逃げないんですよ。

沖縄ならクマノミとか小さな熱帯魚が多いんですが、

ここでは私の腕ぐらいの大きさの魚がうようよしています。



泳いだり、

砂浜でゲームをしたり、


昼寝したり、

島を散歩したり、





おいしい昼食を食べたり、

と楽しい元旦を過ごしました。

2012年1月10日火曜日

Natal(クリスマス)

12月の中旬から語学研修で首都マプトにてきていたので、今年はアウェイでのクリスマス。

生徒や同僚に招待されていたのに残念って思っていたら、マプト出身の昨年度の教え子マティウスが家に招待してくれました。

 何度も首都マプトに来てますが、いつも中心部だけで郊外へ行ったことがない私。

中心部を抜けると高い建物は消え、ごちゃごちゃしたメルカド(市場)やわらぶきの家が現れることに驚き!

でもこの日の移動はきつかった。

ただでさえ日曜日はシャパ(乗り合いバス)が減るのに、クリスマスも重なって、

普段ならムゼウからバス1本で行けるとこを、バイシャまで歩いてバス2本乗り換え。

その後軽トラックの荷台に揺られ、やっとこさ彼の家に着いたのでした。

たどり着くのに時間がかかったため、父親代わりのおじさんには残念ながら会えませんでしたが、

兄弟やいとこ、お祖母さんを紹介してもらい、昼食をご馳走になりました。



お祖母さんはあまりポルトガル語が話せないようで、

私に向かって話すのは「オブリガーダ、カニマンボウ(ありがとう)」だけ。

でも、「食べて食べて」とか「庭になっているマンゴを持たせなさい」とか、

家族に話している。

どこの国でもおばあはカメーカメー攻撃をするんだなと思うと面白かったり、お祖母さんの優しさが嬉しかったり。


もっとゆっくりしたかったのですが、「先生帰れなくなるよ」とマティウスにせかされてドミに帰りました。

もちろん、シャパと軽トラックを乗り継いで(笑)。

またまた 虫喰

雨季が始まると、道にはキアボ(おくら)等いろんな物が並び始めました。

超でかいきのこ!しいたけの10倍くらいかな~

とても美味しいらしいんですが、

買ったらすぐ料理して食べなきゃいけない、

とうちのエンプレ(お手伝いさん)が言うので、まだ食べずにいます。

終わる前に早く食べなきゃ


ハラテ(まるでアゲハチョウの幼虫のような虫)。

友達のモザン人が言うには決まった木だけに生息するらしいので、

たぶん蝶か蛾の幼虫です。


あまりにグロテスクでとても食べれるとは思えなかったのですが、

イシュクワが普通に食べられたから、

これも意外といけるのかな~と思ってチャレンジしてみました。


といっても、今回のはちょっと強敵。

なんで道ずれにもうすぐ帰国する先輩隊員を我が家に招き、

ミニお別れ会のメインとしてエンプレ(お手伝い)のラケルに用意してもらいました。


私が出かけている間に彼女がぱぱっと調理したんで、

残念ながら料理方法はわかりません。

たまねぎとトマトと一緒に炒めてカルド(モザンビーク版味の素)で味付けしただけだと言ってました。


皆かなりびびってたけど、覚悟を決めていただきました。

味のほうは...美味しくない。

木の枝食べてるみたい。

というか、視覚的にまずすぎて味わう余裕なく、流し込んだというほうが正しいかな。

私達がキャーキャー言って食べているのを見ながら、ラケルは笑って普通に食べています。


悔しいことに、こんなにがんばって食べたのに自分の写真撮るの忘れた。


アニマムイント(とても美味しい)と売っている人達は話していたけど、

気持ち悪くて食べたことないという生徒や同僚も多い。

モザン人の中でもかなり賛否両論のハラテ

皆さんは食べてみたいですか?