2011年3月24日木曜日

バトゥーキ


モザンビークでは太鼓のことをバトゥーキと言い、歌やダンスの伴奏はほとんどバトゥーキでされます。

1m近くする大きな太鼓から30cmぐらいの太鼓まで、3~4つぐらいを組み合わせて演奏されます。






初めのころは単に拍子をとっているのかと思っていたのですが、何度も練習を見ていると「もっと音楽を聞け」とか「そんなリズムじゃ踊れない」とか言っています。

「ピンパパンパンピン」ずっとピアノやヴァイオリンをしてきた私には、メロディーのないリズムだけの音楽が興味深いと同時に違和感もあったんです。

でも「ここを踊る時の音楽はピンピンパパンパピンピンだ」とか「いや違うピンパピンパピンピンだ」とか話しているのを聞くと、彼らは単にリズムとして聞いているのではなく、メロディーとして聞いているんじゃないかと思うようになってきました。


生徒とか普段接する人々を見ていると、モザン人はとにかく大きな音が好きでガンガン鳴らしているだけに見えますが、太鼓の音に対する感覚は、日本人にはわからないぐらい細かい。

私に「パリンパリン」と叩けと言うので、その通り叩いているつもりだけど違うと言われる。アクセントだったり、響きを殺した音だったり、何かしら違うらしい。

マニカ州の伝統舞踊のグループに通うようになって2カ月たったけれど、なかなか難しくて、未だ1曲もマスターできず。帰国する前にリズム感をつかめるように、がんばろう!

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